スピリチュアルやエネルギーの世界に大きく興味がわき、その世界に入り浸る状態になると、地に足がつかなかったり、身体症状が出たりすることがあります。
そういった意味で経済的な大きな葛藤や長年の症状については、注目する必要があります。
意識を拡大させることも大切ですが、自分自身を知り、葛藤や辛さを解放することに真の意味で手が付けられていないと、結局、あるところから意識拡大を制限することになります。
身体にいる限りは、その自分を深く理解しなければ大きく意識を拡大することは難しい、ということであり、自分を知る、ということは目覚めるためには必要な過程ともいえます。
ただ、「自分を知るということ」の意味は一般的な「知る」という語感におさまるものではありません…
「知る」ということの中に本当に予想だにしない「知る」という状態があることに気付かないと、もう知っているから必要ない、という判断になります。
現在に至るまで複雑に絡み合った自分を丁寧にほどき、一つ一つの自分と向き合う過程は真の解放をもたらします。
自分を知るということは緻密な作業である一方、細かい部分に気付き新しい扉を開ける瞬間でもあります。
この難解なパズルのようなものに取り組み、それが解けていく過程で感じる達成感のようなものは、そのまま自分の中に眠る純粋な悦びの発掘につながるものです。